株式会社伍魚福 代表取締役社長

勉強メモ2006.11.04(Sat)日本経営品質賞アセスメント基準書


今、「ひょうご経営革新賞」の審査申込書及び経営品質報告書を作成しています。兵庫県産業労働部経営支援課の行なっている中小企業の経営を支援するための研修会「ひょうご経営品質実践研修」に当社も昨年から参加し勉強させていただいております。
ひょうご経営革新賞は、日本経営品質賞の兵庫県版です。
経営品質って一体何?という方も多いと思いますが、人間で言えば人間ドックのようなものといえるでしょう。会社の現状を「経営品質報告書」にまとめ、セルフアセスメント(自己評価)を行なうのが基本ですが、ひょうご経営革新賞に申請することにより、第三者に評価いただくことができます。昨年度も大変詳細なレポートを頂き、本年度の当社の経営に大変役立っています。
さて、今日報告書を書くために改めて「日本経営品質賞アセスメント基準書2006年度版」を読み返してみました。「伍魚福はどうなんだろうか・・・」「う~ん」とうなったところを自分のメモのために記載します。
—————–以下同書P7より引用—————-
「組織の成熟度」
成熟度の低い状態の組織であれば、経営のビジョンや目的が社員に徹底していないのはなぜかさまざまな経営活動が価値実現に結びついていないのはなぜかを深く考えてみることが革新テーマになります。その段階から、一段高い成熟度になれば、目的実現のために真に重要な活動を選択し、具体的な活動目標を組織全体で共有していくこと、問題の根本原因を究明し、再発防止のプロセスを確立していくことなどが革新のテーマになります。さらに成熟度が高まると、独自の価値実現によって強い競争力を獲得し、新たな価値創造や未知の問題に対して組織の総合力で対応していくプロセスの実現が革新のテーマになります。
—————–以上同書P7より引用—————-
—————–以下同書P19より引用—————
★「成熟度モデル」
「成熟度モデル」とは、組織をどのように改善するのが良いかを認識するために、未成熟な組織と成熟した組織とを比較し、そこでの状態がどう違うのかを見出し、明らかにしたものです。これにより組織の成長の過程を段階的に表現し、成長の度合いを成熟度という言葉であらわしています。
★「成熟度の低い組織」
成熟度の低い組織の経営は、目的が不明確でその場しのぎの状況対応が行なわれます。経営目標を実現する諸活動が抱える問題を解決するための、客観的な基準も存在しておらず、対応のばらつきも大きく、提供される製品・サービスのクオリティは低く、顧客の満足度も低くなっています。
★「成熟度の高い組織」
これとは対照に、成熟度の高い組織では、経営に関する全般的な能力が高くなっています。戦略的要素を経営に取り込み、顧客価値を実現するための明確なプロセスが定義され、計画されたプロセスに従った活動が行なわれ、その結果が把握されています。目標と実際の活動が常にデータで把握され、効果的な経営改善をどのように行なえばよいのかを常に学習しています。
—————–以上同書P19より引用—————
人間で言えば大人と子供ということになるのでしょうか。伍魚福の成熟度は??社員の一人ひとりに経営のビジョンや目的が徹底されているか、不十分だとすればなぜか?
ひょうご経営革新賞の審査申し込みを今年もしますが、賞を取るのが目的ではありません。この審査を通じて当社に足りないことを認識し、経営革新につなげていく。そして少しずつでも良い会社にしていくことが目的です。
当社では、本年度より「経営品質向上委員会」を設けました。従来のさまざまなプロジェクト、改善活動などを統合した全社プロジェクトです。TEAM GOGYOFUKUのメンバー全員で愚直に取り組み、少しずつでも良い会社になれるよう努力を続けたいと考えています。