株式会社伍魚福 代表取締役社長
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経営について2006.12.11(Mon)物流ABC(活動基準原価計算)
今日は、東京・三田で開催された社団法人日本ロジスティクスシステム協会主催の「物流ABCマネジメント基礎セミナー」に参加しました。当社のお世話になりました株式会社湯浅コンサルティングの内田明美子さんの講演と、当社のお客様サービス部の係長で生産管理グループリーダーの佐藤篤文の講演の聴講です。
当社は湯浅コンサルティングさんの指導の下、2005年の9月から物流ABCの勉強を進めています。
ABCはActivity-Based Costing(活動基準原価計算)の略で、活動(アクティビティ)毎にいくらかかっているかを分析する手法です。
それまで物流センターのコストといえば、人件費や設備費、資材費などの積み上げでしかなかったのですが、分析をした結果、入荷・ピッキング・梱包・加工などの作業(アクティビティ)毎の費用と作業単価がつかめ、今後の改善に活かしていける体制ができました。
例えば、同じピッキング(荷物出し)作業でもお客様の依頼で店別のピースピッキングをやる場合とケース単位で出荷する場合とで作業コストが具体的にどれだけ違うのかがつかめます。
実は物流コストの問題は、物流だけの問題ではなく営業(当社では繁盛係)がお客様とどのような約束をするかの問題なのです。
当社の佐藤係長は初の講演で少し緊張気味でした。前の晩は眠れなかったそうです。聴講生38名を相手に1時間半の長丁場でしたが、大変堂々と話をしてくれました。
当社も物流ABCを今後の改善に活かすという意味ではまだまだ不十分です。社内でも勉強会を実施し、改善に努めたいと考えています。