株式会社伍魚福 代表取締役社長
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読書メモ2007.06.17(Sun)カンブリア宮殿
テレビ東京で放映中の日経スペシャル「カンブリア宮殿」という番組の本です。
この番組はHDDレコーダーに毎週予約して見ています。いろんな経営者の方がゲストとして招かれ、村上龍さん、小池栄子さんからインタビューされるというつくりになっています。
その中から選りすぐりの22名の経営者の話と、村上龍さんのコメントを再編集した本がこれです。
帯にもありますが、「良い経営者」という表現に惹かれます。
「優れた経営者」、「ベンチャー経営者」、「改革を成し遂げた経営者」・・・「経営者」についての形容詞はいろいろあります。
世間の話題にのぼる経営者は大概目を見張るような業績を上げた会社ですが、スポットがあたる経営者はほんの一握りです。
日本には会社が約153万社(2004年の総務省統計局「平成16年事業所・企業統計調査」による)ありますから、社長も153万人。このうち従業員50名を超える企業はたったの86,598社です。
伍魚福は、「良い会社」を目指したいと考えていますが、それ以前に一人の「良い経営者」であらねばとならないと感じました。今の伍魚福にとって「良い経営者」とはどんな経営者なのか?今後私自身のキーワードとしていきたいと思います。
さて、村上龍さんの「まえがき」によれば、良い経営者にはいくつかの共通の資質があるといいます。
最も基本的なものが「明るい」ということ。では「明るい」とはどういうことか?村上さんは「いっしょにいてイヤじゃない」ということに尽きるといいます。別の表現では「これといった用事がなくてもぜひまた会いたい」「機会があればまた会ってみたい」と思わせる何かを持っているということ。
・・・全く同感です。そして最後にまとめて村上さんはこういいます。
「威張っている経営者」など一人もいない。現代の優れた経営者は、常に危機意識を持ち、謙虚で、現場に足を運ぶこととコミュニケーションを何よりも大切にしていて、そして明るい。
私も経営者の一人としてかくありたいと考えます。