株式会社伍魚福 代表取締役社長

勉強メモ経営について2008.09.29(Mon)企業ミュージアム(山岡金属工業さん)見学

CSパートナーズという勉強会で今日は大阪府守口市にある山岡金属工業さんを訪問させていただきました。

6月に放映されたNHKの経済番組「ルソンの壺」(関西ローカル)にも取り上げられたガスを使ったたこ焼き器のトップメーカーです。
今は分煙用のエアカーテン、屋外で使用するガスヒーター、焼肉テーブルなどの厨房機器のメーカーです。

「ルソンの壺」で初めて知りましたが、山岡金属工業さんは会社全体が「ミュージアム」になっています。
伍魚福も「珍味博物館」の設立を目指しています。
このための第一歩として情報誌を「GOGYOFUKU MUSEUM」と名付けています。

従って山岡金属工業さんはベンチマークをさせていただきたい企業でもありました。

山岡金属工業さんは会社全体を「ミュージアム夢工房」と名付け、見学を受け入れておられます。2000年に夢工房を開設されて以来、現在までに36,000人以上の方が見学に来られたそうです。
下請けの金属加工業から始まり、自社ブランドを持つガス器具メーカーへ発展された歴史は伍魚福とも共通です。

2005年には「昭和の歴史館」を開設。懐かしい道具の数々。
蓄音器の音を初めて聞かせてもらいました。
亡くなった祖母が昔、庭でやっていた「洗い張り」の道具も展示されていました。

見学をさせていただいた後は、代表取締役社長の山岡俊夫さんの講演です。
約60分。二代目としての苦労、たこ焼き器の開発・そして販売のための試行錯誤。
共感するところがたくさんありました。

昭和11年生まれ。当社の会長と同じ歳です。
大変勉強熱心な方で、大阪経済大学の大学院に通い、72歳にして修士号を取得。現在は博士号を目指しておられます。

いくつか講演の中のキーワードを紹介します。

経営はロマン3割、現実7割。逆だと潰れる。
人生も経営も面白いもの。仕事は面白くやるのが大事。
遊びの中から仕事の発想も生まれる。
下請けの仕事も大事。これがあったからこそ赤字事業の自社ブランドも育った。
私はイチビリ。七つの顔を持つ男である(経営者、タレント、画伯・・・)。

講演会終了後、守口市駅前のホテルで懇親会。
幸運にも山岡社長の隣に座らせていただき、2時間たっぷりとお話をさせていただきました。
仕事の話から青年会議所の話まで(山岡社長は守口青年会議所のOBだそうです)。

企業ミュージアムのこと、仕事に対する姿勢、そして「珍味」の話も。
大変有意義な時間となりました。

山岡社長との出会いに感謝。