株式会社伍魚福 代表取締役社長

読書メモ2009.02.28(Sat)「戦略をつくる力」若松孝彦著

株式会社タナベ経営・常務取締役若松孝彦さんの著作です。

若松さんには2か月に一度、タナベ経営さんの勉強会でお会いしているのですが、ご本を拝読するのは初めてでした(すいません)。

伍魚福では2007年度に中期経営計画を策定する「ジュニアボード(第1期)」を設置し、タナベ経営さんにお手伝いいただきました。
その経験がありましたので、若松さんの書かれていることが実際のコンサルティングの経験に根ざしていることがよく理解できました。

以下、少しだけキーワードを紹介します。

「戦略をつくる七つのカギ」

1.自らを知る
2.本当の強みを見つける
3.捨てる勇気を持つ、やらないことを決める
4.ナンバーワンになっている姿を描く
5.強みを機会にぶつける
6.機会に集中動員する
7.小さな成功体験を習慣化する

人は強いから勝つのではない。勝つから強くなる。弱いから負けるのではない。負けるから弱くなる。
勝つことの積み上げで勝ちグセがつき、戦略に「勢い」がつく。

「人的販売力の五つのレベル」

レベル 営業のタイプ 口グセ 特徴 売り方 競争力
1 御用聞き営業 何かありませんか バタバタと忙しい 言われたものだけを売る 極めて弱い
2 お願い営業 お願いします 訪問先に偏りがある 借りをつくって売る 弱い
3 押し込み営業 買ってください 返品・クレームが多い 声の大きさと押しで売る 少し強い
4 提案営業 情報を持って来ました 情報の提供 商品+αを売る 強い
5 コンサルティング営業 お困りの点を解決します あなただから取引している ユーザーメリットを売る 極めて強い

当社の繁盛係(営業)はどのようなレベルなのか。
「忙しい」という声をよく耳にします。ということは、レベル1??
「お願いします」ばかりになっていないか?
レベルアップさせるための会社としての仕組みは?

「資源配分法」の部分も大変参考になりました。
値決め力、品質責任、ブランド力・・・。
成長するために必要な水平展開力、垂直展開力。

書き込みで真っ赤っかになりました。

明日から2009年度が始まります。
TEAM GOGYOFUKUメンバーとともにこの気づきを活かしていきたいと思います。

ありがとうございました。