株式会社伍魚福 代表取締役社長
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経営について自分自身と家族について読書メモ2010.10.11(Mon)「メジャー初コーチの『ポジティブ・コーチング』」立花龍司著
本日は、体育の日。10月10日でないのには未だに違和感がありますね。
良い天気でもあり、午前中は、家内と次男の3人で近くの栂尾山、横尾山(須磨アルプス)へ行ってきました。
最近は、「山ガール」という言葉もあるそうですが、今日も親子連れ、お孫さん連れなどたくさんの方とすれ違いました。
体育の日にちなんで?元大リーグのニューヨークメッツのコンディショニングコーチ、立花龍司さんの本を読みました。
以前、会社からの帰り道に立花さんのラジオでのコメントを聞いて「なるほど」と思ったことがあり、購入したものです。
その時のラジオでの話は、次のようなものです。
あるチームの監督が「いいか、高めのボールには手を出すな」と指示をだしたところ、選手は高めのボールに手を出してヒットがでません。もう一度選手を集めて「なぜ、オレのいうことを聞けないんだ」というと、今度はバットが振れず三振の山。
「低めを狙っていけ」と指示を出した方がよい。
立花さん自身は高校時代に肩を壊し、野球への夢を断たれました。
同じような思いをする人を減らそうと、合理的なトレーニング、リハビリテーションの手法を学び、コンディショニングコーチとなった方です。
1989年、近鉄バファローズのコンディショニングコーチとして初めてプロ野球チームと契約。仰木彬監督や当時の近鉄の選手(野茂英雄選手など)の間で高く評価されたそうです。
その後、ロッテのコーチを経て、1997年大リーグのニューヨークメッツのコーチに就任。当時のバレンタイン監督からの推薦だったそうです。
その後、ロッテ、楽天などのコーチを歴任されています。
非科学的な軍隊式の指導法から、科学的な個人別のメニューを考えて選手を育成する。
経営にも通じる話がたくさんありました。
少年野球で「○○をしてはいけない」ということを強調しながら練習するグループと、「○○しよう」とポジティブないい方をしながら練習するグループ。明らかにポジティブな指導をしたほうが上達が早いそうです。
「○○するな」と言われ続けた子供は委縮してしまい難しい球を取りに行かなくなる。「○○しよう」と言われ続けた子供はプレーが積極的になり、ボールに食らいついていく。
子育ても、選手育成も、会社の経営も基本は同じことなのかもしれません。
アメリカでの野球に対する考え方も日本とは全然違うそうです。
大リーグの選手も、試合の始まる時間からは一人の野球好きの子供に戻り、野球を心から楽しむ。日本で「楽しむ」というと、ふざけて練習の手を抜くように思われる。
真剣勝負を楽しむべきである。
伍魚福は「神戸で一番おもしろい会社」を目指しています。
仕事を楽しみながらできるようにしたいとも考えています。でも決して手を抜いて、冗談を言い、笑いながら仕事をするという意味ではありません。
真剣に仕事に取り組み、お客様に評価いただき、目標を達成して喜び合う。そこに真の楽しさがあると考えています。
TEAM GOGYOFUKUメンバー全員で、「神戸で一番おもしろい会社」を目指していきましょう。