株式会社伍魚福 代表取締役社長
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出張先より経営について2013.05.27(Mon)ミャンマー視察研修に参加
5月23日から本日まで、JR西日本商事の取引先の会「さかえ会」主催のミャンマー視察研修(1班と2班合わせて24名)に参加させていただきました。
ちょうど安倍総理も経済界メンバーとともに24日からミャンマー入りされており、日本ではそのニュースがたくさん流れていたようです。
そういう意味ではとても「旬」なミャンマー訪問でした。
バンコク経由でヤンゴンに24日の朝到着。
ヤンゴンから約70km離れた古都バゴーでの観光から。この写真は、「シュエモードー・パヤー」というところにある仏塔(パゴダ)です。
ミャンマーにはいたるところにこのような仏塔があります。
寄進すると来世も幸せになると信じられており、信者の方からの寄付でこのような塔や周りの仏像、建物等が立てられ、メンテナンスも行われています。
仏塔自体も、地震で壊れたりするたびに新しく立て直したり、2年(位)ごとに金箔を貼りなおしたりしているそうです。
常に進化しているようで、仏像の後ろの後光がLEDでできています。
上記はその動画です。
普段入れない建物の2階部分にある仏像のご尊顔は、液晶テレビでリアルタイムの画像として見ることができたりもします。
仏塔や寺院の境内では土足厳禁。久しぶりに「はだし」で外を歩いてとても新鮮です。
仏教のしきたりを守る部分と、革新する部分のコントラストがおもしろいです。
ヤンゴンへの帰途、「日本人墓地」へ立ち寄りました。
翌25日には、安倍総理が来られるため、武装警察官によって警備されていました。
ここに日本政府が昭和56年3月に建てた「ビルマ平和記念碑」があります。
太平洋戦争、ビルマ戦線では約19万人もの日本人が亡くなったそうです。
線香をあげ、記帳させていただきました。
イギリスの植民地であったビルマが独立するきっかけとなったのは日本の力によるところも大きいそうです。
その様な関係もあり、ミャンマーの皆さんは大変親日的です。
25日はミャンマー国鉄「ヤンゴン中央駅」へ。
こちらは信号、ポイントを切り替える「司令室」です。
列車の安全運行を支える、最も大事な場所で、駅の中でも最も見晴らしの良い位置にあります。
同行の関係者には、鉄道関係の資材メーカーの方も多く、皆さん興味津々。
一日の乗降客は約7000人。
運賃が安いものの、スピードが遅く、利用者は低所得者層が多いそうです。設備を更新してスピードを高め、もっとたくさんの方に利用してもらいたいとのことでした。
日本の中古機関車もこちらで走っています。
午後からは「インセン」というところにあるミャンマー国鉄機関車工場へ。
この写真は、レールを削る機械(日本製)です。
ディーゼル機関車を全て分解して整備することのできるとても広い工場です。
土曜日で休日にもかかわらず視察受け入れのために出勤していただいたそうです。
鉄道関係の工場を見学するのは初めてですが、規模の大きさに驚きました。
また、鋳物から、金属切削、電気系統など様々な技術の集大成が「鉄道」だということも良く理解することができました。
日本の国鉄との技術交流の歴史も長く、工場内には日本の「カイゼン」、「5S」の掲示もされています。
今回は当時こちらに技術指導を行っていた方も同行。その教え子にあたるミャンマー国鉄の方からとても詳しくプレゼンテーションをしていただきました。
夜はミャンマー国鉄の関係者の方と日本の参加者を交えた懇親会です。
この方は80歳。ミャンマー国鉄の元総裁の方です。
私の隣にはインセン工場の方。ミャンマーの鉄道事情などをいろいろ伺うことができました。
ミャンマーの民主化にともない、機関車工場にも毎週のように視察が来られるそうです。
私は「さかえ会」の副会長をさせていただいています。
ご指名により、最後の締めの挨拶を担当。
ミャンマー国鉄の発展のために、鉄道の技術交流だけではなく、JRのビジネスモデルの部分の交流もされてはどうかというような話をさせていただき、全員で再度乾杯してお開きに。
現地最終の26日は、ヤンゴン市内 の視察。
仏塔(パゴダ)やアウンサンマーケットなど。
機中泊2泊、現地2泊という強行軍でしたが、大変有意義なものとなりました。
同行いただいた皆さま、お疲れさまでした。
留守を守っていただいたTEAM GOGYOFUKUメンバーにも感謝。
ありがとうございました。