株式会社伍魚福 代表取締役社長
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「食」全般商品について地域・社会とのかかわりについて経営について2020.08.07(Fri)「大阪版食の安全安心認証」取得(大阪版HACCP)
先般、伍魚福は、「大阪版食の安全安心認証」(大阪版HACCP)を取得しました。
HACCPとは、Hazard Analysis and Critical Control Pointの頭文字をとったもので、厚生労働省のweb siteの説明は、以下の通りです。
「HACCPとは、食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために特に重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようとする衛生管理の手法です。
この手法は 国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され,各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。」
国が示すHACCPに沿った衛生管理の基準には、「HACCPに基づく衛生管理」と「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」があります。原則は、国際標準であるHACCPの7原則を要件とする「HACCPに基づく衛生管理」が適用されますが、一般の飲食店や小規模事業者には、その一部を緩和した「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」が適用される予定となっています。
大阪版食の安全安心認証制度は、正式なHACCP認証よりも緩和された「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」基準を適用して認証されるものです。
伍魚福では物流センター3階で「そうざい製造業」の営業許可書を取得し「いかなごのくぎ煮」等のリパック作業を行っています。
そのため以前から、HACCP義務化に向けて自治体HACCPの取得を検討していました。
そこで兵庫県の自治体HACCPの窓口に確認したところ、リパック作業での認証取得は出来ないとの回答でした。
われわれは兵庫県に位置する事業所なので、できれば兵庫県版HACCPの認証が取得できるようになるといいのですが・・・。
代替案について品質保証部で検討した結果、他の都道府県の施設も認証可能な「大阪版食の安全安心認証制度」の認証を取得することにしたのです。
認証基準に沿って書類や記録類を作成することで、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」に必要な衛生管理計画の書類や記録類を網羅することができます。
「自主点検評価表」に基づき衛生管理とコンプライアンスの視点から点検評価を行います。
その上で、大阪府が指定した外部の認証機関の審査を受け、認証基準に8割以上適合していれば認証を取得することができます。
伍魚福では、阪急阪神東宝グループの株式会社阪急クオリティサポートに認証いただきました。
認証の有効期間は3年間。1年ごとに再度自主点検を実施し、その結果を認証機関に報告します。
3年後の更新時には、認証機関が改めて書類審査・実地審査を行い、更新後の有効期間が5年となるそうです。
伍魚福社内だけでなく、伍魚福の商品を作っていただく協力工場の皆さんとともに品質レベルを高め、消費者・お得意先の皆さまに「すばらしくおいしい商品」を安心して召し上がっていただけるよう、努力を続けてまいります。