株式会社伍魚福 代表取締役社長

経営について2020.12.18(Fri)トヨタ方式の5S活動「中間報告会」

伍魚福は、本年7月より株式会社OJTソリューションズさんのコンサルティングを受けてトヨタ方式の5S、カイゼン活動を学び、実践を続けています。

目的は、単に社内の5Sレベルや生産性の向上ではありません。
カイゼンのPDCAを回し続けることができる人財の育成です。
伍魚福は、工場なきメーカーですので、協力工場の皆さんとともにカイゼンを行い、品質レベルを高め続けていかねばなりません。
そのためには周りを巻き込んで、ともにカイゼン活動を進めることができる人財の育成が必要不可欠なのです。

ご指導いただくOJTソリューションズさんは、トヨタ自動車51%、リクルート49%出資による合弁企業。
トヨタ自動車の現場たたき上げのOBであるトレーナーに毎月来社、指導いただきます。
伍魚福担当のトレーナーは高橋恵佐男さん。トヨタ一筋40数年、堤工場で41年勤務された後、海外工場の指導もされ、2013年からOJTソリューションズのエグゼクティブトレーナーを務めておられます。
我々にとっては伝説上の人物といえる、トヨタ生産方式の生みの親・大野耐一氏に直接指導を受けられた方です。
私もサポート上司(4名)のひとりとして毎回参加し、一緒に学んでいますので、大野耐一さんの孫弟子となります(あくまでも自称です・・・)。

今回の取り組みでは、伍魚福社内を「本社3階チーム」、「本社2階チーム」、「物流チルド・中2階チーム」、「物流2階3階チーム」の4つにチーム分けしています。

なぜ5S活動をしなければならないのか、「整理とは」、「整頓とは」、「清掃とは」、「清潔・躾とは」、「安全」という座学から始まり、各部署に持ち帰っての話し合い、実践。
これを毎月繰り返しました。
枠にはめて、強制的にルールを押し付けるのではなく、メンバー自らが意味を理解し、各部署で話し合い自らルールを策定する、という指導方針が、TEAM GOGYOFUKUの考え方と合致しています。

さらに推進メンバーが、各部署を回って互いの5Sの状態を点検し、採点を行い、進捗を測定します。
伍魚福では、推進メンバー以外にも各部署を回って、気づいたことを「TEAM GOGYOFUKU提報」で報告するという活動も行いました。

本日は10時から半年間の取り組みを各チームから報告する「中間報告会」。

今回で「5S活動」に関しては、指導が一区切り。以降自主自走で運営することとなる節目です。
12月の繁忙期にあたるため、物流メンバーは各チーム代表1名の参加です。
zoomで中継し、外部からも18名視聴。録画して、他のメンバーとも共有します。
冒頭の写真は、本社3階チームの発表の様子です。
本社3階、 商品企画チームのサンプルが段ボールで山積みになっていたのもキャビネットを購入し、納めることができました。
本社2階では思い切ってパーテーションを処分したため、とても広く感じます。
備品の整理整頓もでき、発注点の管理などもできるようになりました。
物流チルドの通路も明確になりました。
同じくチルド室の段ボールの補充ルールも見える化。
物流3階の資材置き場の前の荷物も整理し、安全な状態に。
同じく物流3階のリフト脇に台車置き場を設け、生産効率も高まりました。

研修の場に私もいましたし、各部署の巡回も行っていましたので推進メンバーの活動を知っていたつもりでしたが、改めて発表を聞きますと、メンバーの気づきの深さや、部署に持ち帰っての苦労・頑張りを理解することができ、新たな発見がありました。

会社全体の5Sについての「習慣作り」ができ、一人ひとりの成長につながったことが実感できました。

各チームからの発表後、高橋トレーナーからの講評。
各チームへの励ましの言葉をいただき、さらなる改善の決意を新たにすることができました。
中間報告会が一区切りですが、まだまだ「改善に限りはない」です。
今後は、「ムダ取り」という生産性を高めるカイゼン活動にステップを進めます。

すばらしい報告会でした。

ご指導いただいた高橋トレーナー、栗田コーディネーター、
社内でリーダーシップをとってくれた推進メンバー、
推進メンバーをサポートしてくれた、サポート上司、
そして、各部署で推進メンバーとともにカイゼンにあたってくれたすべてのTEAM GOGYOFUKUメンバーに感謝です。
本当にありがとうございます。

引き続きより良い会社になれるようチームメンバーとともに努力を続けます。