株式会社伍魚福 代表取締役社長

地域・社会とのかかわりについて経営について2023.11.09(Thu)キルギスからの研修受け入れ2023(JICA研修)

本日14時からはキルギス共和国からの研修生に来社いただきました。
今回は研修生12名、通訳、事務局含めて16名です。
2023年度JICA国別研修 「キルギス日本人材開発センターMini MBA(31期-32期)」本邦研修の訪問先として選んでいただいたものです。
株式会社リロエクセルさんが、JICAから研修を受託運営されているものです。

企業戦略、マーケティング、商品開発を中心に、ということで、スライドも再構成し、ロシア語に翻訳いただいたものを投影。
ロシア語への逐次通訳付きで約2時間。
タイトルはいつもどおり「神戸で一番おもしろい会社を目指して」。
通訳付きなので実質は1時間ですね。

伍魚福の提供する価値やコトPOPの実例として「備長炭カシューナッツ」を取り上げて、試食していただきながら説明。
とても熱心に話を聞いていただきました。

終了後、研究所の陳列を見ていただき、マイクロバスで三宮へ。
本社での講義でピリ辛さきいか天と備長炭カシューナッツを試食いただいたので、その2品を中心に皆さんたくさんお買い上げいただきました。
ありがとうございます!
自動販売機でもお買い上げ。
本日いただいたお土産がこちらです。
キルギス共和国製のブランデーとチョコレート。
キルギスはイスラム圏ではありますが、ソ連時代の影響がまだ根強く残っているようで、国民の皆さんもお酒を飲むそうです。
現地の楽器の形をした容器に入っているのは、ドライフルーツとお菓子。
ウズベキスタンのものとよく似ていますね。

今回の研修は、11月9日から15日まで。
日本での学びを通じて、研修生の皆さんそれぞれを中心とした良いスパイラルが回ることを期待しています。

11月18日追記:
研修生の皆さんの声をいただきましたので追記します。
私の説明を聞いていただいただけなので、良い方向に誤解されているところも多そうです。真の良い会社になれるように努力を続けます。

・会社が何のために存在しているか、ミッションを考えないといけない。
そのうえで戦略、理念を形作っていくのが長く続く会社である。

・安定した会社は不安定な会社、不安定な会社は安定した会社。
ありふれた表現と思ったが深い意味があった。いかなる時も柔軟に接していかなければならない。長期的に発展するためにも。
職業的な成長だけでなく、個人の成長も。

・日本では単にサービスではなく、おもてなしがある。顧客が何を考えて、欲しているか、何を感じるかということが大事。それは感謝の念である。
おもてなしというのは従業員、納入業者すべてに対してあり、自分の仕事に対する愛情です。そして商品に対して丁寧な扱いになる。

・日本の企業の成功のカギは社員。経営理念の根幹は仕事への愛情と社員を現場で教育するということ。伍魚福の社員は、会社で働いたということに満足して退職する。
日本の企業には三方よしという考えがある。企業理念として取り入れ、関係者だけでなく社会改善につながるよう自国と日本の企業をつなぎたい。

・伍魚福は数多くの品揃えで製造工場を持たない。マーケティング、ディストリビューション戦略、販売戦略、すぐれたロジシステムとサプライチェーンで納入業者をよく吟味している。
顧客だけでなく従業員も納入業者もパートナー企業も社会も幸せにしようとする取り組みである。

・伍魚福では価値創造のシステムに注目した、お客さんの声を聴いて製品の価値を創造している。販売後も客の質問が交流になる。
帰国後は、労働市場においてどのような専門性を持った人が求められているか、卒業生の就職先についてもモニタリングをしたい。
卒業生との交流システムを作り大学の価値を高めたい。(大学教員)