株式会社伍魚福 代表取締役社長
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地域・社会とのかかわりについて経営について2024.02.26(Mon)中南米からの研修受け入れ(海外産業人材育成協会・AOTS)
はるばる中南米からのお客様に来訪いただきました。
アルゼンチン8名、ブラジル1名、メキシコ9名、パラグアイ1名、ペルー3名、ベネズエラ3名、合計25名です。
主催は、一般社団法人海外産業人材育成協会(略称AOTS)さん。
以前、略称をHIDAとされていた2015年に東南アジア(ベトナム、インド、タイ、インドネシア)、2016年にアフリカ(スーダン、エジプト、ガーナ、ケニア)、略称がAOTSに変わった後、2018年にフィリピンの研修生に来ていただいたことがあり、今回が4回目となります。
AOTSさんは、主に開発途上国の産業人材を対象とした研修および専門家派遣等の技術協力を推進する人材育成機関です。
これらの事業を通じて、日本と海外諸国相互の経済発展に貢献するとともに、友好関係の増進にも寄与することを目指しておられます。
1959年(昭和34年)に設立され、2022年度までの研修実施の実績は累計で次のとおりとなっています。
受入研修 202,540人
海外研修 238,837人
寄附講座 23,730人
専門家派遣 10,363人
インターンシップ 1,326人
伍魚福訪問後、直営店「伍魚福オツマミドコロ神戸三宮」へご案内。
お店の前での記念撮影です。
まずは「神戸で一番おもしろい会社を目指して〜経営者としての試行錯誤〜」と題して90分お話をさせていただきました。
中南米各国はスペイン語が共通語ですので、スライドもスペイン語に訳していただいています。
私が話した内容は、スペイン語に逐次通訳していただきますので、実質的には45分程度の講演となります。
今回の研修全体のタイトルは、「中南米・組織活性化のためのマネジメント研修コース」。
参加者が「企業理念の浸透や組織開発の取り組みを行っている日本企業の事例を学び、参加者が自社の今後の経営の在り方を考え、組織を活性化させる上での参考とする」とのことです。
参加対象は、実務経験5年以上の中南米地域における開発途上国の企業の経営者・経営幹部、上級管理者等となっており、今回参加されているのも全員が経営者、役員、部長や工場長の皆さんです。
業種は、金属加工、食品製造、太陽光発電など多岐にわたります。機械や金属系が多い印象です。
いつもながら海外の研修生の皆さんは大変熱心です。
途中、伍魚福の提供する価値とは、というところで、「備長炭カシューナッツ」を試食いただきながら説明。
我々が健康に良い商品を、と思って作った商品ですが、バーのマスターが「話の種になるから使っているんだ」という話です。
真の「顧客価値」を知ることができたエピソードは皆さんにも響いたようです。
研究所で商品の陳列をご覧いただいた後、バスで三宮に移動します。
バスの車中で、質疑応答。
「協力工場との間の類似品対策はどうなっているか」
「工場における商品の品質をどうやって維持するか」
「小売業との商談の現場で卸売業との競合等の問題はないか」
「経営理念を浸透させるために中間管理職とはどんな取り組みをしているか」
国は違えど、中小企業として感じておられる課題は共通であると感じます。
移動時間も意見交換ができ、とても有意義な時間となりました。
三宮でバスを降りてオツマミドコロへ。
皆さんに試食いただいた「備長炭カシューナッツ」は(多分)全員に購入いただきました。
他には「大入倶楽部」や「家飲みおつまみアソート」など分けやすいものが人気で、店頭の在庫は売り切れてしまいました。
自動販売機で購入いただく方も。
たくさんのご利用ありがとうございました!
伍魚福以外では、神戸製鋼所、オムロン、東洋紡、京セラ・稲盛ライブラリーなどで研修を受けられます。
皆さんに何かの気づきがあり、それぞれの方、それぞれの企業を中心とした「良いスパイラル」が回ることを期待しています。