株式会社伍魚福 代表取締役社長

地域・社会とのかかわりについて経営について2025.02.18(Tue)カンボジアからの研修受け入れ2025(JICA研修)


本日午後、カンボジア王国からの研修生に来社いただきました。
伍魚福オツマミドコロ神戸三宮の前で記念撮影。
今回来訪されたのは研修生13名、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)スタッフ2名、通訳、事務局含めて21名です。
2024年度のJICA 「カンボジア日本人材開発センター 起業家育成・ビジネス交流拠点機能拡充プロジェクトフェーズ2『カンボジア経営者の経営能力強化研修(第3期経営塾)』」の訪問先として選んでいただいたものです。
株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバルさんが、JICAから研修を受注され、いつもお世話になっている公益財団法人太平洋人材交流センター(PREX)さんが再委託を受けられての選定、来訪です。

企業戦略、商品戦略、マーケティングを中心に、ということで、スライドも再構成し、英語に翻訳いただいたものを投影。
英語への逐次通訳付きで1時間50分。
「商品力」について説明した際のスライドです。
カンボジアの母国語はクメール語ですが、カンボジア日本センターの経営塾は英語で実施されているとのことで、英語が堪能な方が受講されています。

タイトルはいつもどおり「神戸で一番おもしろい会社を目指して」。
通訳付きなので実質は55分程度です。

講演前に机に置いていたおみやげのさきいか天を来社早々開けて食べる方もおられましたので、スタート前に「ピリ辛さきいか天」、「備長炭カシューナッツ」を配布して食べていただきました。
いつも感じますが、海外からの研修生は何かを持って帰ろうという意識が伺え、とても熱心に話を聞いていただけます。
皆さん笑顔が絶えず、気さくな感じで、なんとなくお国柄も感じます。

講義中の休憩では、伍魚福の使っている「おもしろい」の英訳が「interesting」となっているのでは、正確なニュアンスが伝わらないのでは、という貴重な指摘がありました。
クメール語ではそれに相当する言葉があるようで、皆さんが同意され、「神戸で一番おもしろい会社」と話をされていたのですが、覚えられませんでした(笑)。

講義終了後、感謝の言葉とともに、カンボジア名産品のギフトセット(お茶、ペッパー、カシューナッツ、砂糖など)と、アンコールワットの飾り皿をいただきました。

その後、研究所の陳列を見ていただき、マイクロバスで三宮へ移動。
バスの中では質疑応答を行いました。
「カシューナッツの産地はどこか」
カンボジアもカシューナッツがたくさん取れるそうです。
「伍魚福と同じ商品を協力工場が販売することはないのか」
など。

三宮フラワーロード沿いでバスを降り、徒歩でオツマミドコロへ移動。
講義内で試食いただいた「備長炭カシューナッツ」と「ピリ辛さきいか天」は本日もたくさんお買い上げいただきました。
自動販売機で購入いただいた方もおられます。
今回の研修生の皆さんは、2月15日(土)に来日、2月22日(土)に離日されるそうです。
短い間ですが、企業や団体の視察視察を行った後、21日には日本企業との交流会も実施、カンボジアでの仕事に役立てていただきます。

本研修の背景、目的は次のとおりです(いただいた資料からの引用)。
【研修実施の背景】
2004年に設立されたカンボジア日本人材開発センター(Cambodia-Japan Cooperation Center(CJCC))では、設立以降継続的にJICAによる技術支援が提供されている。現在は、経営戦略、マーケティングなどのビジネスコースが、JICAにより派遣された講師及びこれまでに育成された現地講師により実施され、カンボジアの民間セクター発展のための人材を育成している。この一環で、カンボジア人のビジネス・オーナーに対して人事管理、財務管理、経営戦略などのマネジメントに係る包括的な研修コースが「経営塾」として実施されており、経営塾の受講生を本邦に招いて研修を実施する。
【研修の目的】
経営塾の受講者を対象に、研修を通じて学んだ日本型経営手法などについて、企業視察やネットワーキング等の日本企業との交流を通じて知識を咀嚼し、さらなる発見を得る場とすること、また日本・カンボジア間のビジネス人材交流を促進することを目的に、本邦研修を実施する。

研修生の皆さんを中心とした良いスパイラルが回ることを祈念しています。