株式会社伍魚福 代表取締役社長
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「食」全般くぎ煮資料室2025.03.12(Wed)自宅でくぎ煮炊き2025【レシピ付き】
3月8日の試験操業の結果をふまえ、播磨灘では本日3月12日、イカナゴ漁が解禁されました。
大阪湾は資源保護のため、2年連続で休漁となっています。
播州からのいかなごを調達し、会社としてはくぎ煮製造も少しできることとなりました。
ただ、どれくらいの製造量が確保できるか、見通しは非常に厳しいです(昨年は炊き上がりで200kgだけ)。
昼休みに会社の近くのスーパーを3軒回りましたが、どこにも生のいかなごは販売されていませんでした。
ツイッター(現在のX)でいかなごの価格を調べると、安いところでキロ6,500円、百貨店ではキロ12,000円という情報もあり、過去最高です。
昨年は7,000円程度で驚いていたのですが・・・。
仕事を終えて帰途に着きましたが、諦めきれずに一昨年買うことのできた自宅近くのお店をチェック。
高すぎたせいかまだ売場に残っていて、なんと3kg入手することができました!
帰宅後早速鍋を2つ用意して、1.5kgずつ炊くことに。
解禁が遅れたせいで、サイズは少し大きめです。
レシピは例年通りの我が家の定番レシピです。
過去のくぎ煮コンテスト優勝レシピを元にしたものです。
【我が家のくぎ煮レシピ】
(伍魚福のくぎ煮のレシピとは異なります)
いかなご:1kg
醤油:180cc
みりん:20cc
砂糖(黄ザラ):300g
生姜:50g
ひと鍋1.5kgなので、これを1.5倍して準備します。
調味料を全て投入し、火をつけ、煮えてきたところにいかなごを手づかみで投入。
投入を終えたら、煮汁を回すためにアルミホイルに穴を開けて落とし蓋にします。
あとは、強火でひたすら煮詰めます。
煮汁が減ってきたら、火を弱め、ちょっと焦げるくらいギリギリまで勇気を持って煮詰めて完成。
ザルにあけて冷まします。
早速盛り付けて日本酒とともにおいしくいただきました!
自分で言うのもなんですが、とても美味しいです。
まさか解禁日にくぎ煮を食べることができるとは!!
春の訪れをいかなごとともに迎えることができて感謝です。
伍魚福のいかなごのくぎ煮は、全て炊き上がってから今年の規格を決めて販売します。
非常に高価な商品となる見通しではありますが、大切に販売させていただきます。
高価でも、きちんと販売することで漁師さんにも還元され、いかなご漁も続けることができるはず。
良いスパイラルを回し続けられるよう、微力ながら努力を続けます。
お客さまにおかれましては、ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い致します。