株式会社伍魚福 代表取締役社長

勉強メモ2008.07.08(Tue)居酒屋「てっぺん」大嶋啓介社長の講演から


タナベ経営の勉強会で本日は「居酒屋「てっぺん」の社長、大嶋啓介さんの講演を聞かせていただきました。
#ブログ掲載の許可はご本人からいただきました。ありがとうございます。

1974年三重県生まれ。居酒屋「てっぺん」独自の「公開朝礼」が日本中で話題となり、テレビや雑誌等で数多く取り上げられ、日経BP社よりDVDが発売されるなど大変注目されています。
2006年には居酒屋業界全体の活性化のためのNPO法人「居酒屋甲子園」を立ち上げ、初代理事長としても活動されています。

こちらは大嶋社長の著書です。
事前に送っていただき、読んだ上で参加させてもらいました。
本を読んでも「熱い人」であることは理解できていましたが、本日のお話を聞いて驚きました。
大変勉強熱心な方で、その勉強を元にすべての活動が理論に裏付けされているのです。

大変楽しい120分でした。
—————以下本日のメモから抜粋して記載します。

<脳の力>
1.人間の脳には素晴らしい機能がある。スーパーコンピューターを生み出したのも人間の脳。従って、脳には実は300億円くらいの価値がある。
2.どの人の脳も実は機能には全く差がない。
3.脳がコンピューターのハードであるとすると、そのソフト(考え方)の差があるだけである。「できる、簡単だ、ちょろいものだ」と思うプラスのソフトなのか、「出来ない、難しい、無理だ」というマイナスのソフトなのかの差である。
4.そのソフトも実は簡単に切り替えることができる。

<切り替える手法>
1.言葉(マイナス言葉を使わない)
2.動作(元気にふるまう)
3.表情(笑顔)

<会議について>
マイナス言葉の多い反省会はしないほうが良い。こうすれば「できる」というように心の状態を変える会議でなければならない。

<てっぺんの朝礼の意味>
元気になるための「本気」の朝礼である。

<本気の定義>
1.何をやるか。やるかやらないかは自分で決めるもの。
2.そしてそれをやり続けること。
3.本気でやれば楽しくなってくる。苦しい、つらいと思いながらやっているうちは本気ではない。
4.本人が本気でやっていれば、周りがほっておかない。支援してもらえる。そして成果がでる。成果が出ないということは本気でないということ。

<リーダーがやってはいけないこと>
1.(周りの人に対して)イライラすること。
→イライラするのではなくわくわくすることが大事。
2.(周りの人に対して)あきらめること。
→絶対出来ると信じることが大事。
3.(周りの人を)変えようとすること。
→自分自身が変わる。変わる姿を見せなければ良いチームはできない。

<メンバーの能力の引き出し方>
1.可能性を徹底的に信じること。絶対彼にならできると信じること。
2.相手を変えようとするのではなく自分が変わること。自分の成長している姿を見せること。
3.困難なこと、うまくいかないことは自分が成長するチャンスであると思うこと。
4.メンバーに感謝をすること。

<子供の前でやってはならないこと>
「疲れた」ということ。「疲れた」という表情。
→これを見せると「大人はつらい、仕事はつらいもの」だと思うようになる。実は子育ても会社における教育も同じことである。

<成功する人の能力>
「三感力」
1.「運」を感じる力
→「ついてる」と考えられる。できると信じられる。自分を信じる力。仲間を信じる力。
2.「喜」を感じる力
→自分に対する喜びではなく、他人を喜ばせる力。
3.「恩」を感じる力
→感謝をすること。志(こころざし)・使命感から社会に恩返しをしようとする力。

<理想のチーム>
相互支援型のチームであること。
周りのメンバーに対してどんな支援ができるのかを全員が考える。
そうすると10人いれば他の9名から自分の応援をしてもらえることになる。

————-以上講演のメモでした。

伍魚福の勉強している自創経営との共通点も多々あります。
人間誰にも脳細胞と時間は平等である、主体的な姿勢を目指すなどなど。
実践をされている方のお話を聞き、いろんな気づきの多い講演でした。
参加メンバーとの会食でも大いに盛り上がりました。

本日の出会いに感謝。