株式会社伍魚福 代表取締役社長

経営について2024.01.01(Mon)新年のご挨拶2024

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

旧年中は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。

伍魚福は、商品がお客様の手元に届いた後も、お客様とともに価値を創り出すことのできる「価値共創」の実現を目指します。

一橋大学大学院の藤川佳則教授のウェブサイトから引用させいていただきました。
従来の価値提供の姿は上記の「LENS 1」。
企業が商品やサービスを生産し、顧客に提供した時点で終了したとする考え方です。
売ったら終わり、あとはお客さまが消費するだけ。

一歩進んだ考え方が「LENS 2」。
企業が商品やサービスを生産し、顧客に提供し、使っていただく過程で価値をともに創る。
これが「価値共創」の考え方です。
伍魚福では、20年以上前から営業のことを「お客様繁盛係」と呼び、お得意先小売業(一次顧客)の皆さんに販売した後も、きちんと売れて貢献でき、繁盛いただくことを目指しています。
そのために、棚割提案や季節の企画提案など、「売れる売場」を実現するための提案をしてまいりました。
また、「コトPOP」の書き方講習会などを実施する等の努力を続けています。

2024年度は、さらに消費者(二次顧客)の皆さんの手元に届いた後も、共に価値を創るにはどうしたら良いかを考え、取り組んでいきたいと考えています。
2022年度から取り組んでいる「伍魚福珍極アンバサダー」の取り組みや、SNSでのキャンペーンなどさらに「価値共創」のレベルを高めてまいります。

「LENS 2」からさらに進んだ姿が「LENS 3」です。
こちらは、顧客どうしの相互作用でさらに価値を生み続ける姿です。
例えば、YouTubeは、プラットフォームを提供している企業ですが、これを利用する顧客自身がコンテンツを生み出し、別の顧客がこれを視聴することでメディア化し、広告収入が生まれます。
このような姿を生み出すにはどうすれば良いか。

伍魚福でもビジネスモデルを進化させていきたいと考えています。

引き続き、TEAM GOGYOFUKUメンバー全員で努力いたします。
本年も変わらぬご厚誼の程、よろしくお願い申し上げます。

2024年元旦
株式会社伍魚福
代表取締役社長 山中 勧