株式会社伍魚福 代表取締役社長

勉強メモ商品について地域・社会とのかかわりについて経営について2011.03.02(Wed)関西デザインシンポジウムで事例発表

20110302kansai_design01.jpg大阪市中央公会堂です。中之島、市役所の裏にある歴史のある建物です。
今日は、近畿経済産業局主催で「関西デザインシンポジウム」が開催されました。
これは、平成22年度「関西における感性デザイン産業競争力強化調査事業」成果報告会ととして行われるもので、「関西デザイン撰」に86の企業が選定され、冊子にまとめられています。
基調講演は、伍魚福も「デザインルネッサンス神戸PROJECT」でお世話になった喜多俊之さんと、伊藤忠ファッションシステムの川島蓉子さんです。
喜多さんの講演「デザインが企業を変える」では「極める=魂を込める」という話がありました。「珍味を極める」を新たなキーワードとする伍魚福にとって、珍味に魂を込めるとはどういうことか?
考えさせられました。
川島さんの講演「使い手にとってのデザイン」では、「技+デザイン+伝えること」の重要さの話も。
作り上げた志、物語性を伝える。
我々が取り組んでいるコトPOPによる価値提供と全く同じ考え方に感銘を受けました。
常に、生活者=使い手の視点を持ち、その商品を使うことで、どんな気持ちになれるのか、それを使っているお客さまがうれしいか、似合うと思ってもらえるのかを考え続け、お伝えし続けなければなりません。
20110302kansai_design02.JPG講演の後、選定企業のうち9社から事例のリレートーク。
コーディネータの先生からの紹介の後、1社5分間の時間でスライドを元に説明、質疑応答を行います。
伍魚福を担当いただいたのは、神戸芸術工科大学デザイン学部長の大田尚作教授です。神戸セレクションのイベントなどでも何度かお会いしたことがあります。また、当社のデザインチームメンバーの先生でもあります(研究室は異なりますが)。
関西デザイン撰に選んでいただいた伍魚福のチルド珍味のリニューアルの考え方、喜多俊之さんに監修いただいたデザイン、ブランドマーク、今後のCIの方向性、グラフの北川一成氏による新しい名刺と新キーワード「珍味を極める」。
20110302kansai_design03.JPGこれを略した「珍極(ちんきわ)」の説明をすると、会場からもちょっと笑い声が。印象に残るキーワードのようです。
終了後、聴講された方とも名刺交換。今日は「珍極」と「くぎ煮」の名刺を持って行っていたのですが、「2種類とも下さい」と言われる方もおられました。
デザインの力、コピー(言葉)の力は大きいです。
お世話になった神戸市の方など旧知の方も多数。
今後もお客様に評価いただけるよう、デザイン改良も含めて努力を続けてまいります。
商品陳列、資料手配等は、伍魚福のデザインチームの村田リーダーが勤めてくれました。
今回の写真も村田リーダーの撮影によるものです。
近畿経済産業局の皆さん、喜多俊之さんを始め、お世話になった全ての皆さんに感謝。
ありがとうございました。