株式会社伍魚福 代表取締役社長

地域・社会とのかかわりについて経営について2011.10.30(Sun)兵庫県立大学・宮城大学合同シンポジウム「震災復興を考える」に参加

20111030kenritsu_univ01.JPG被災地の震災からの復興をテーマにした兵庫県立大学と公立大学法人宮城大学の合同シンポジウムが昨29日から神戸で開催されています。
本日は第2日目。
神戸市垂水区塩屋町にある「兵庫県自治研修所」で開催された「被災経験者を囲むシンポジウム」にパネリストとして呼んでいただきました。
参加者は兵庫県立大学の新免輝夫副学長、岡本久之副学長、宮城大学の弦本英一副学長をはじめとする両大学の教職員、学生の皆さまや一般参加の方、約40名です。
コーディネーターを務められた兵庫県立大学経営学部の西井進剛准教授には以前、伍魚福のビジネスモデルを分析していただいたことがあります。
私自身は、震災後伍魚福に入社したこともあり「被災体験者」とは言えません。
しかし、伍魚福が阪神大震災の時にいち早く業務を再開できたこと等を「リスク分散」の観点から話して欲しいというご依頼があり、約20分お話しをさせて頂きました。
全国の協力工場でものづくりをしていること、製品の原材料も特定のものにかたよっていないこと、お得意先の小売業も全国に分散していること、物流も宅配便等を利用し、結果的に短時間で復旧できたことなど。
皆さん熱心にお話を聞いていただきました。
20111030kenritsu_univ02.JPG私の前には神戸の印刷会社、株式会社トライスの代表取締役 岸 徹さんからの震災を直に体験した経営者ならではのお話もあり、大変興味深く聴かせて頂きました。
事例報告後は、西井准教授、宮城大学事業構想学部の三橋勇教授、宮城大学食産業学部の折笠貴寛助教、宮城大学の学生さん2名、岸社長と私の合計7名でのパネルディスカッション。
伍魚福に関しては、工場なきメーカーに転換した時期の話や、震災前後での変化、量販店からの要求事項への対応などについての質問を頂きました。
我々が参加した第1部の終了後は、第2部として「地域ケア」との視点から兵庫県立大学地域ケア開発研究所所長の山本あい子教授からの報告と再び西井准教授をコーディネーターとして山本教授、宮城大学看護学部の佐々木久美子教授と学生4名によるパネルディスカッションです。
報告の中には「安心」と「安全」の違いなど、伍魚福の仕事とも関連のあるお話も多く、大変勉強になりました。
終了後全員で記念撮影して解散。
宮城大学の皆さんも大変元気で明るく、こちらが元気を頂いたような気がします。
我々も東北エリアで製造した商品の販売や、きちんと商品を供給することなどを通じて微力ながらも復興支援に努めてまいりたいと思います。
宮城大学の皆さん、兵庫県立大学の皆さん、トライスの岸社長始め、今回ご参加の全ての皆さんとのご縁に感謝です。
ありがとうございました。