株式会社伍魚福 代表取締役社長
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出張先より地域・社会とのかかわりについて経営について2017.01.25(Wed)北海道根室振興局「水産加工商品開発セミナー」
1月23日月曜日朝、神戸空港から羽田空港へ。
羽田空港からは女満別空港へ向かい、網走の協力工場に伺う予定でしたが、天候不良のため欠航。
網走の工場も、吹雪で従業員が出勤できないため臨時休業にされたそうです。
急遽、釧路空港へ向かうことになりました。
これも条件付運航(釧路空港に着陸できない場合は、千歳空港に降りるか、羽田へ引き返す可能性あり)ということでした。
運を天に任せる、とはこのことかもしれません(笑)。
機材繰りの関係で30分ほど遅れましたが、なんとか釧路空港に着陸。
無事出迎えの「公益財団法人北海道中小企業総合支援センター」の方と合流することができました。
今回の出張の目的は、北海道根室振興局が主催する「水産加工商品開発セミナー in 根室」にて事例報告をすること。
とりあえず、北海道に到着できてよかったです。
釧路から根室まで120kmの道のり。
根室は日本でも最東端の街。
日の入も日本一早いのです。
16時頃から暗くなってきますが、地吹雪に見舞われながらなんとか目的地根室に到着(ほっ)。
北海道の方にも、こんな大雪・吹雪は珍しいそうです。
翌24日朝は快晴。
いよいよセミナー当日です。
主催の北海道根室振興局を訪問。
振興局の皆さんにも、講師の到着についてご心配をおかけしていたようです。
関係者の方にご挨拶の後、地元珍味メーカーを視察。
ここでは触れませんが、とても良い商品を作っておられます。
伍魚福の商品開発にもつながりそうです。
ロシア200カイリ水域における、サケ・マス流し網漁の禁止により、根室・釧路地域の水産加工業者が苦境に陥っています。
加工業者の皆さんの事業再構築や高度化を図るため、新商品開発等の新たな事業展開の取組意欲を喚起する、というのがこのセミナーの目的です。
北海道根室振興局が主催、公益財団法人北海道中小企業総合支援センターが実施機関となって開催されることとなり、講師に選定いただいたものです。
会場は根室市総合文化会館。
参加者は約50名。
そのうち約30名が水産加工業者、その他が後援、支援機関の皆さんです。
基調講演第一部として約75分間お話をさせていただきました。
テーマは「神戸で一番おもしろい会社を目指して〜経営者としての試行錯誤〜」。
くぎ煮商品化の取組、地域を巻き込んでのイベントのこと、買う理由を伝える「コトPOP」の取組、会社のメンバーによる「ヒット商品提案制度」・・・。
みなさん熱心に聞いていただきました。
終了後お二人から質問。
「保存料の使用に関してどう考えるか」
「アミノ酸の使用についてはどうか」
「営業面ではどういう点に重点を置いて取り組んできたか」
基調講演第二部は稚内の中央水産株式会社の中陳(なかじん)大樹社長。
テーマは「稚内の魚屋(水産加工会社)の新商品開発について」。
骨のないホッケの切り身などのヒット商品を開発・販売されてきた経緯など、とても興味深い事例を報告いただきました。
昔、伍魚福とも取引をいただいていたそうです。
今回のご縁を機に再び何か取り組めるといいですね。
地元のNHKの取材も入り、24日夜、25日朝の北海道向けのニュースで放送されました。
いかなごの「くぎ煮」の商品化、商品アイデア提案制度についてまとめていただいていました。
1週間限定のようですが、ネットでも見ていただくことができます。
北海道の加工業者への支援策の説明。
展示会への出展補助なども手厚く、とてもうらやましく思いました。
伍魚福の協力工場の皆さんにも活用していただきたいです。
セミナー終了後、参加者の方とご挨拶。
サンプルもいくつかいただきました。
伍魚福の商品開発にもつなげたいと思います。
夜は、参加者の有志の皆さんとの交流会。
翌25日、北海道新聞朝刊の根室版にもセミナーの記事が。
こちらは、広報のあり方等、別の切り口でまとめていただいています。
水産加工会社、乳製品加工会社の視察を経て、根室中標津空港へ。
空港で撮った写真ですが、一面真っ白。
ですが、東京行きの飛行機は予定通り離陸。
水産加工会社の方の忙しくないタイミングということで、この日程になったそうです。
大雪のおかげでハラハラしましたが、無事ミッション完了。
たくさんの方とのご縁もでき、伍魚福にとっても今後につながる良い出張となりました。
主催頂いた北海道根室振興局、実施機関である北海道中小企業総合支援センター、支援機関等の関係者の皆さんに感謝です。
ありがとうございました。