株式会社伍魚福 代表取締役社長
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出張先より地域・社会とのかかわりについて経営について2017.02.22(Wed)第85回商業界ゼミナールで講演
20170223商業界ゼミナール会場 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA
伝統ある「商業界ゼミナール」で講演をさせていただきました。
この写真は、講演前で少々緊張気味のところを、360度カメラで撮影したものです。
商業界ゼミナールとは、1951年(昭和26年)から開催されている歴史的なセミナーです。
雑誌「商業界」の主幹、倉本長治さんが唱えた「店は客のためにある」という商業界精神を広めるために開催されたものです。
戦後、闇市などが横行し、商売が荒れていた時代。
商人の金儲け主義に危機を感じた倉本さんが「こんなことでは将来、日本の商店は民衆の敵になってしまう」、「新しい商業倫理の確立のために闘う」という気持ちでスタートされたセミナーです。
講演を依頼された際にも、「お願い」として、次の商業界精神についての見方、考え方を話して欲しいとの依頼がありました。
セミナーの根幹をなす、理念ともいえるでしょう。
「店は客のためにある。店員とともに栄え、そして、店主とともに滅びる」
商売十訓
一、損得より先きに善悪を考えよう
二、創意を尊びつつ良い事は真似ろ
三、お客に有利な商いを毎日続けよ
四、愛と真実で適正利潤を確保せよ
五、欠損は社会の為にも不善と悟れ
六、お互いに知恵と力を合せて働け
七、店の発展を社会の幸福と信ぜよ
八、公正で公平な社会的活動を行え
九、文化のために経営を合理化せよ
十、正しく生きる商人に誇りを持て
私も、以前大阪で開催された商業界同友会の例会に参加させていただいたことがあり、この商売十訓に感銘を受けたことがあります。
伍魚福エンターテイニングスパイラルや行動指針とも共通するところが多いです。
今日は始発の新幹線で会場に入り、午前中に開催された小阪裕司さんの講演を始め、他の講師の講演も聞かせていただき、私自身に取っても素晴らしい学び、気づきの場となりました。
私の担当は本日の第4講、16時40分から18時までの80分間。
4つの会場で並行しての開催の中で、私の講座を選ばれた参加者約150名。
真摯に商売に向かっている方ばかりで、大変熱心に話を聞いていただきました。
夕食後の「語り合い集会」にも参加。
たくさんの方とご挨拶し、お酒を酌み交わしながら商売について話し合うことができました。
貴重なご縁に感謝です。
ありがとうございました。