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プレスリリース
2018.04.27「第7回 いかなごのくぎ煮文学賞」の入賞作品を決定しました
いかなごのくぎ煮振興協会(事務局・株式会社伍魚福)は、第7回「いかなごのくぎ煮文学賞」の入賞作品を決定しました。くぎ煮への〝熱い思い〟を込めた俳句、短歌、川柳、詩、エッセイなど3,170点の過去最多の応募があり、特別審査委員長である作家・俳人の三田完氏の選考によりグランプリなど各賞を決定しました。
ジュニア部門は高校生以下の作品、郵便局賞は封書、ハガキによる応募作品が対象です。
入賞作品はいかなごのくぎ煮振興協会ホームページ「くぎ煮.jp」に、三田氏の講評とともに掲載します。
第7回「いかなごのくぎ煮文学賞」入賞作品
【グランプリ】
(短歌)さあ食べな 佃煮なんて 呼ばせねえ ご堪能あれ イカしたカーブ ぱんち 様(栃木県・女性・高3)
三田完特別審査委員長講評:素材の鮮度が良いほど、きれいな曲線に仕上がるくぎ煮。それを「イカしたカーブ」とは、なんと痛快な表現!。そんじょそこらの佃煮と一緒にされたくないいかなごのプライドが、中森明菜の「少女A」のような声音で伝わってきます。
【準グランプリ】
(エッセイ) 「くぎ煮に泣いた」 瀬戸ピリカ 様(神奈川県・女性・53歳)
【郵便局賞】
(川柳) 桐箱が 似合うくぎ煮で ございます すみよ 様(兵庫県・女性)
【ジュニア部門・グランプリ】
(短歌) 青いうみから しょうゆのうみに ばしょをかえ おいしくなるよ いかなごたちは 横道玄 様(山口県・男性・小2)
【各部門特選】
俳句:いかなごへ やもめの伯父の 落とし蓋 堀川真生 様(千葉県・女性)
短歌:瀬戸内の 春の波間に ピチピチと プクプク煮詰めりゃ 茶の間ワクワク ひだまり猫 様(大阪府・女性・46歳)
川柳:不漁かい いかなごだって 反抗期 たかちゃん 様(埼玉県・男性)
詩:「美味なるもの…」 久保俊彦 様(京都府・男性)
エッセイ:「ちょっと違う味」 オウンゴール 様(大阪府・男性・64歳)
【ジュニア部門特選】
俳句:テーブルに 春風ふわり くぎ煮かな りぼん 様(大阪府・女性・小3)
短歌:いかなごの 匂いの群れが 泳いでる 魚となってゆく 帰り道 八柄実穂 様(兵庫県・女性・高1)
川柳:もういいかい 汁気とぶまで まあだだよ 見澤悠月 様(埼玉県・男性・小1)
詩:「食卓」 秦まりな 様(和歌山県・女性・高1)
エッセイ:「おばあちゃんのいかなご」 なーちゃん 様(京都府・女性・高3)
【いかなごのくぎ煮振興協会賞】
俳句:母の煮る くぎ煮いつしか 祖母の味 畑菜々子 様(兵庫県・女性・小6)
短歌:「短歌7首」 大濱義弘 様(兵庫県・男性・74歳)
短歌:「春の漁火」(短歌連作) 小島涼我 様(佐賀県・男性・中3)
川柳:くぎ煮炊くときは 補聴器 外してる 島根のぽん太 様(島根県・女性・50歳)
川柳:いかなごに 妻のドヤ顔 ついてくる ヒロシこの夜 様(千葉県・男性・66歳)
川柳:くぎ煮炊く 臭いを梅の 香に詫びる 岸本博子 様(兵庫県・女性・69歳)
川柳:くぎ煮かと 小鉢の底の 絵も摘まむ テクノボー 様(栃木県・男性・61歳)
川柳:ママのかお おこるとしろから くぎにいろ ぱんだ 様(大阪府・男性・6歳)
川柳:胃が丈夫 何せくぎ煮が 離乳食 沼田慎也 様(東京都・男性・57歳)
エッセイ:「忘れられない いかなごのくぎ煮」 佐藤愛子 様(大分県・女性・79歳)
エッセイ:「兄のくぎ煮」 平正夫 様(千葉県・男性・72歳)
エッセイ:「懐かしのくぎに先生」 櫻井俊甫 様(大阪府・男性・83歳)
エッセイ:「一番捕りイカナゴを近所で炊く」 上野佳平 様(兵庫県・男性・86歳)